LaTeXエディタ / 比較

TeX・LaTeXエディタの選び方 — Windows・Mac、数式入力、共同編集で比較

TeX64、Overleaf、TeXstudio、TeXShop、VS Code、Texifier、Texpileを用途別に比較。対応OS、TeX環境、数式編集、オフライン、移行時の違いを公式資料と公開作例で確認できます。

更新
2026-09-16
執筆・検証
Fermion Inc.
TeX64のLaTeXソースとPDFプレビュー
TeX64公式の製品画面。比較は開発元のFermionが編集し、他製品の機能は各公式資料を参照しています。

TeXエディタは、数式・共同編集・作業環境から選ぶ

TeXエディタは、LaTeXのソースを編集するアプリです。PDFを作るTeXの組版エンジンとは役割が違います。共同執筆ならOverleaf、既存の開発環境を生かすならVS Code、無料の汎用デスクトップ環境ならTeXstudio、数式を見たまま入力・修正して原稿へ入れる作業ならTeX64が候補になります。

一番よいエディタは全員に同じではありません。今の原稿を開けること、必要なTeXエンジンでPDFが作れること、数式や参考文献の編集が自分に合うことを優先します。

主なLaTeXエディタを比較する

2026年9月16日に確認した公式情報。順位付けや性能の実測ランキングではありません。
エディタ対応環境選ぶ理由確認する条件
TeX64Windows 10/11 x64・macOS 12以降数式の見たまま入力・修正、端末内OCR、ローカルPDF基本機能は無料。TeX環境が必要。Axiomはオンライン。共同編集を主目的にする製品ではない
OverleafWebブラウザ他の著者と同じ原稿を共同編集AIと画像からの数式変換もある。プランとプロジェクトの制限を確認
TeXstudioWindows・macOS・Linux無料のデスクトップ環境、補完、ビルド、PDF別途TeX環境を用意。既存のソース編集に慣れた人向け
TeXShopmacOSMacで通常のTeXファイルを編集・組版Mac向け。必要なTeX環境と組版エンジンを確認
VS Code + LaTeX WorkshopWindows・macOS・Linux普段のコード編集とLaTeXを同じ環境に集約拡張機能とTeX環境の設定が必要
TexifiermacOS・iOS(Windowsは公式サイトで準備中)ライブ組版と統合PDF表示無料デモ・購入条件、対象OSを公式サイトで確認
TexpileWindows・macOS・Linux可視編集とソース編集、ローカル作業、共同作業LaTeXに加えてTypst・Markdownも扱う。対象プロジェクトの互換性を確認

Windows・Macで日本語PDFを作る条件

TeX64はWindows x64とApple Silicon/Intel Macに対応しています。PDFビルドにはTeX環境が必要です。既存のTeX Live・MacTeX・BasicTeXを利用するか、承認後に管理対象のTeX Liveを導入できます。初回の環境ダウンロードには通信が必要で、エディタだけを入れれば全ての原稿を直ちに組版できるという意味ではありません。

日本語原稿は文書クラス・エンジン・フォントの組み合わせも確認します。以下の作例はLuaLaTeX用です。Overleafから移す際も、元のエンジン、参考文献処理、画像、独自スタイルを一緒に引き継ぎます。

原稿とPDFの作例一式(ZIP) · 日本語レポートのtex · PDF · 対応するTeX環境

Overleaf・TeXShopから通常のファイルで移行できるか

TeX64は通常の.texファイルとプロジェクトフォルダを扱います。OverleafのZIPを展開した原稿は、画像・.bib・スタイルファイルを同じ構造で残し、元のルートファイルと組版環境で確認します。ブラウザの共同編集機能そのものを移行することとは別です。

実際に移行する前に、数式を一つ変更し、参考文献・図・相互参照まで組版します。外部エディタでもファイルを開けるか、出力に差があるときはエンジンやパッケージの版が違わないかを確認します。

数式を多く書く人にTeX64が向く理由

TeX64では、表示された数式を編集し、結果をソースへ反映できます。画像から取り込むときも、端末内OCRが出したLaTeXを確認・修正してから文書に入れます。

数式入力の実画面と仕様 · 画像から数式を取り込む · Windows・Mac版をダウンロード

参照した一次情報

訂正窓口

挙動の変更、再現できない結果、誤記はサポートで受け付けます。

TeX64 Support
関連する公式ページTeX64を無料ダウンロード