TeX環境 / TeX Distribution
概要
TeX64はlatexmk, lualatex, latexindent等のコマンドラインツールを呼び出してコンパイルします。既存のTeX環境を利用するか、TeX64による管理対象TeX Liveのダウンロード・導入を承認してください。
TeX環境が必要な理由
TeX64のアプリパッケージ自体にLaTeXエンジンは含まれません。端末内の既存またはアプリ管理のTeX環境からコマンドを呼び出します。TeX環境がない場合はコンパイルできません。
- TeX64は外部のTeXツール(latexmk, lualatex, synctex)に依存します
- TeX配布のインストールは前提条件です
- 配布がない場合、TeX64はコンパイルエラーを表示します
選択肢
MacTeX (推奨)
- サイズ: 約4GB
- URL: https://www.tug.org/mactex/
- インストール: .pkgをダウンロードしてインストーラ実行
- 含まれるもの: 全て(latexmk, lualatex, latexindent, synctex, 全パッケージ)
- 日本語ユーザー向け: CJKパッケージがデフォルトで含まれる
- 推奨対象: 初心者、ゼロ設定を望むユーザー
BasicTeX (最小限版)
- サイズ: 約100MB
- URL: https://www.tug.org/mactex/morepackages.html
- インストール後: 不足パッケージをtlmgrで手動追加
- 推奨対象: ディスク容量を節約したい経験者
TeX Live (直接インストール)
- MacTeX以外でTeX Liveを直接管理する方法
- Homebrewユーザー向け: brew install texlive
インストールの確認
Terminalで以下のコマンドを実行して、全ツールが見つかるか確認してください:
which lualatex which latexmk which latexindent which synctex
全て緑チェックなら設定完了
設定 > 環境 で確認
Windows 10/11の設定
Windows x64では、管理対象TeX Live、通常のTeX Live、MiKTeXのいずれかを利用できます。
管理対象TeX Live
- TeX64 > 設定 > 環境を開き、管理対象TeX Liveの導入を選びます。
- ダウンロード内容を確認して承認します。フル導入には数GBの空き容量が必要で、時間がかかる場合があります。
- 完了までTeX64を開いたままにします。アプリ管理フォルダに導入され、自動検出されます。
TeX Live(手動導入)
- TeX Users Groupの公式Windowsインストーラをダウンロードして実行します。
- 不足パッケージのエラーを減らすには、数GBの空きがあればフルスキームを選びます。
- C:\texlive\<year>\bin\windowsをPATHに追加し、TeX64を完全に終了して再起動します。
- https://www.tug.org/texlive/acquire-netinstall.html
MiKTeX
- MiKTeXを導入し、MiKTeX Consoleで更新と不足パッケージの導入を行います。
- ビルド中に不足.styを解決する場合は、オンザフライのパッケージ導入を有効にします。
- MiKTeXのbinディレクトリがPATHにあり、lualatex、latexmk、synctexを起動できることを確認します。
- https://miktex.org/download
PowerShellで確認
新しいPowerShellで以下を実行し、TeX64の設定 > 環境も確認します。
Get-Command lualatex Get-Command latexmk Get-Command latexindent Get-Command synctex
見つからない場合は、Windowsの設定 > システム > バージョン情報 > システムの詳細設定 > 環境変数でPATHを修正し、PowerShellとTeX64を完全に終了して再起動します。
Windowsのトラブル解決
- TeX Live:PATHの年が実際の導入先と一致し、\bin\windowsで終わるか確認します。
- MiKTeX:MiKTeX Consoleで更新し、latexmkまたはビルドログに表示された不足パッケージを導入します。
- 管理対象導入:安定した回線と数GBの空きを確認し、設定 > 環境から再試行します。問い合わせ時はセットアップ/ビルドログを添えます。
パッケージ管理(tlmgr)
- パッケージマネージャー更新:
sudo tlmgr update --self - 全パッケージ更新:
sudo tlmgr update --all - パッケージインストール:
sudo tlmgr install <package> - パッケージ検索:
sudo tlmgr search --global --file <filename>
PATHの設定
- MacTeXは /Library/TeX/texbin を自動追加
- Homebrewは /opt/homebrew/bin
- PATHが通っていない場合:~/.zshrc に export PATH="/Library/TeX/texbin:$PATH"
- PATH変更後はTerminalとTeX64を再起動
日本語LaTeX環境の設定
- MacTeX: CJKパッケージがデフォルトで含まれる
- BasicTeX: 日本語パッケージを別途インストール:
sudo tlmgr install collection-langjapanese - lualatexでluatexjaパッケージを使用
- \usepackage{luatexja} を.texファイルに追加
よくある問題
latexmkが見つからない
MacTeXをインストールまたはsudo tlmgr install latexmk
.styファイルが見つからない
sudo tlmgr install <package>
PATHの問題
シェルプロファイルに追加
アクセス権限エラー
sudoを使用
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